香川県に関するニュース・話題を紹介していこうかと思っています。
手作り模型飛行機の出来栄えを競う「まるがめ婆娑羅（ばさら）全国模型飛行機大会」が２１日、香川県丸亀市川西町の土器川河川敷公園であった。あいにくの天気にもかかわらず、子どもから大人まで大勢の愛好家が集まり、自慢の愛機を大空へと放った。
大会は、航空界の先覚者・二宮忠八が同市内で日本で初めてゴム動力模型飛行機を飛ばしたことにちなみ、ＮＰＯ法人ＥＬＦ丸亀（斉藤栄嗣理事長）が２００４年から毎年開催し、今年で８回目。カラス型ゴム動力機、ゴム動力プロペラ機、折り紙飛行機の３部門に、香川県内外から１５０人が出場し、滞空時間の長さを競った。
参加者はそれぞれ趣向を凝らした作品を持ち寄り大空にテイクオフ。飛ばした途端に落下するものもあったが、そぼ降る雨にもかかわらず３分以上飛び続ける飛行機もあり、悠々と舞う姿に会場からは歓声が上がっていた。
今回は同法人理事を務める前田伸雄さん（６８）が製作した「うちわ型模型飛行機」の“世界初飛行”もあり、子どもらが見守る中、丸亀特産のうちわが見事に天高く舞い上がった。
各部門の１位は次の皆さん。（敬称略）
【ゴム動力プロペラ機】小学低学年＝糸口航稀（宇多津北３年）▽同高学年＝原淳一郎（城坤４年）▽中学生＝目見田航生（大手前１年）▽一般＝岡崎一良（大阪）【カラス型ゴム動力機】中学生＝貞野宗威（大手前１年）▽一般＝岡崎一良【折り紙飛行機】阿守勇真（高室小３年）
引用元：2011年8月21日 四国新聞記事
石油情報センターが３日発表したレギュラーガソリンの１日現在の全国平均小売価格は、前週（７月２５日）比２０銭高の１５０円８０銭となり、３週連続で上昇し、２週連続の１５０円台となった。香川は６０銭高の１４６円９０銭。
国際的な石油価格の高止まりを反映した。同センターは「横ばいを含めた小幅な変動が続くだろう」としている。
平均価格は３５都府県で上昇。値上がり幅が最も大きかったのは沖縄の２円９０銭で、石川の１円２０銭、広島の９０銭と続いた。
値下がりは神奈川、鳥取、青森など８道県で、横ばいは滋賀、岡山など４県だった。
ハイオクは３０銭高の１６１円６０銭、軽油は横ばいの１３０円１０銭だった。
引用元：2011年8月4日 四国新聞記事
四国電力の千葉昭社長は２７日、高松市で記者会見し、長期停止している阿南火力発電所２号機（徳島県阿南市、２２万キロワット）の再稼働を検討すると明らかにした。今後の電力需給について、再稼働を見送った伊方原発３号機に加え、１号機が予定通り９月４日に定期検査で停止した場合、８％を超える予備率が３・５％まで落ち込む見通しで、冬の需給ピークに対応する考えだ。
四電は、坂出火電２号機（３５万キロワット）の稼働を延長した他、他企業から１０万キロワットを購入。関西電力に実施中の融通４万キロワットを差し引いても、余裕のある予備率となっている。
しかし、伊方原発１号機の他に、来年１月には２号機が定期検査入りする予定で、原発３基が停止すれば、「完全に供給はショートする」（千葉社長）。
阿南２号機の再稼働には数カ月必要なため、四電は８月末ごろをめどに判断する方針。
一方、四電の今年度第１四半期の連結決算は、売上高１４０３億円（前年同期比６・４％増）、経常利益１１１億円（同３０・５％増）で増収増益となった。
引用元：2011年7月28日 毎日新聞
高松市は２６日、第４６回さぬき高松まつりの花火大会「どんどん高松」の概要や交通規制の方針を発表した。花火は、まつり２日目の１３日午後８時から５０分間にわたって約６千発を打ち上げる。東日本大震災による厳しい経済状況なども影響し昨年より千発程度少ないが「がんばろう日本！広げよう支援の輪！」と題し、大輪の競演で東北へエールを送る。
花火の打ち上げ場所は香川県高松市朝日新町Ｆ地区沖の海上で、観覧場所は同地区やサンポート高松など。サンポート高松はほぼ全域で午後６時ごろから同１０時まで歩行者専用道となるほか、サンポート地下駐車場は同７時で入り口を閉鎖する。
また、海上で観覧する小型船の危険走行などが絶えないため、市はフェリー航路での停泊禁止を徹底する方針。港内の危険海域は午後７時半から同９時２０分まで航行も禁止する。市観光振興課は「海上での観覧は遠慮してほしい。危険な場合は花火の中断や中止もあり得る」としている。
高松まつりは８月１２〜１４日の３日間。花火大会のほか、ステージイベントや５７連が参加予定の総おどりなどが繰り広げられる。
引用元：2011年7月26日 四国新聞記事
希少糖研究に取り組む大学発ベンチャー、レアスウィート（香川県三木町）が発売した希少糖含有甘味料「レアシュガースウィート」を使った新メニューが、高松市牟礼町の道の駅源平の里むれに登場した。レアシュガースウィートが一般販売向けの食品に活用されるのは初めて。内臓脂肪がつきにくいなどの効果が期待される甘味料で瀬戸内海の魚を調理し、健康志向の地産地消メニューとして売り込む。
９日から新メニューの提供を始めたのは、同駅内のレストラン「海鮮食堂じゃこや」。メニューは魚料理４種類で、甘みを加えたり照りを出すなどの目的で甘味料を使った。このうち、エビやチリメンジャコなどを包んだ春巻きは、甘味料を皮に塗ってあぶったスナック感覚の一品。マナガツオの黒酢焼きは甘味料でとろみをつけた。
同駅は、香川ならではの商品開発を進める中で、メタボリック症候群予防などの効果が確認されているレアシュガースウィートに着目。通常の砂糖と比べ濃い味に感じやすいため、魚のうま味を引き立たせる使い方を模索した。
今秋には、旬を迎える県産ハマチなどを使った料理も加える計画。同駅は「香川の宝である希少糖と海の幸、それに健康的な食生活という三つのアピールに貢献したい」としている。
レアシュガースウィートは、香川大や総合でんぷんメーカーの松谷化学工業（兵庫県）などが進める研究の一環で製造し、６月に県内企業への販売を開始した。血糖値の上昇を抑える働きのある希少糖「Ｄ―プシコース」などを含み、砂糖に比べカロリーは８割程度、 甘さは９割程度という。
引用元：2011年7月13日 四国新聞記事
高松地方気象台は８日、四国地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より１０日、昨年より９日早い。梅雨入りが５月２６日と１９５１年の統計開始後で５番目に早く、台風の影響を受けたことなどから、梅雨期間中の雨量は高松で４４８・０ミリと平年（２１３・１ミリ）の２・１倍だった。
この日の県内は前日の雨模様から一転、朝から夏空が広がり、高松の最高気温は３２・８度。滝宮では今年最高の３５・４度に達し、猛暑日となった。高松市香南町のさぬきこどもの国では、園内の小川で親子連れが水遊びを楽しみ、子供たちが「冷たくて気持ちいい」と歓声を上げていた。
梅雨期間中（５月２６日〜７月７日）の各地の雨量は竜王山７０４・５ミリ、滝宮５９０ミリ、財田５４６・５ミリ、香南５３７ミリ、引田５０８・５ミリ、内海４３８・５ミリで、いずれも平年の２倍前後を記録。早明浦ダム上流域は１１１７ミリで、貯水率は５月３０日以降、１００％を維持している。
高松地方気象台によると、県内は向こう１週間、太平洋高気圧に覆われ、晴れる日が多い見込み。
気象庁は８日、中国、近畿、東海も梅雨明けしたとみられると発表した。
引用元：2011年7月9日 四国新聞記事
総本山善通寺（善通寺市）を発着点に、四国八十八カ所を自転車による駅伝形式で巡る「第７回四国霊場８８サイクル駅伝」（実行委主催）が８月８〜１６日に開かれる。参加者を募っている。
遍路道・遍路文化の素晴らしさをＰＲするイベント。８日午前８時にスタート、徳島、高知、愛媛の順に各札所を回る。全走行距離は約１４００キロメートル。
参加資格は中学生以上で、先着２００人。２人以上での参加を呼び掛けている。参加費は４０００円（東日本大震災の被災地へ寄付する義援金１０００円を含む）。自転車は実行委で用意するが、持ち込みも可。
希望者は１５日までに、善通寺市観光協会（０８７７・６３・６３１５）の実行委事務局へ。【松田学】
引用元：2011年7月8日 毎日jp記事
１万本のヒマワリでつくった「巨大迷路」が４日、香川県丸亀市飯山町の飯山高校（橋本俊明校長）の農場にオープンした。初日は丸亀、坂出市内の保育所や幼稚園の園児が訪れ、自分たちより背の高いヒマワリの間を元気に走り回った。開放は８日までで、午後は一般来場者にも公開する。
迷路は、同校が地域に開かれた学校づくりの一環として毎年開放している。総合学科と看護科の１年生計１９６人が４月２６日に約２５アールの農場に種をまいて管理してきた。今年は雨が多く、管理も十分できなかったため生育が遅れ、まだ５分咲き程度だが、７日ごろには咲きそろう見通し。
この日は丸亀市や坂出市の保育所、幼稚園計５園の園児を招待。園児らは同校の２、３年生に手を引かれて迷路に入り、７カ所に設けられたチェックポイントを巡りながらゴールを目指した。１番でゴールした坂出南部保育所の吉本鈴ちゃん（５）は「ヒマワリがすごく大きくて楽しかった。また遊んでみたい」と喜んでいた。
引用元：2011年7月4日 四国新聞記事
全国各地で地域の魅力をＰＲする「ゆるキャラ」が集まる「第１回ゆるキャラフェスティバルｉｎ香川」が２日、香川県高松市内で始まり、家族連れや子どもたちがユニークなキャラクターの仕草を楽しんだ。３日まで。
高松兵庫町商店街振興組合（山本幹夫代表理事）が、同組合のマスコット「ひょこたん」のテーマソングとダンスが６月に完成したのを記念して初めて企画。全国のゆるキャラ２０体が集結し、市内２カ所でイベントを行った。
香川県高松市香西本町のイオン高松ショッピングセンターでは、京都府京田辺市キララ商店街のマスコット「キララちゃん」をはじめ、総本山金剛峯寺（和歌山県高野町）の「こうやくん」、香川県内からは宇多津町の「うーみん・ゆーみん」らが駆け付けた。
高松市丸亀町壱番街ドーム広場では、ひょこたんらがテーマソング「ひょこたん大好き兵庫町」とダンスを初披露。リズミカルな音楽とコミカルな動きに子どもたちは大喜びだった。
引用元：2011年7月2日 四国新聞記事
香川県綾川町山田上の主基斎田（すきさいでん）跡で２６日、お田植えまつり（主基斎田保存会主催）があり、大勢の地元住民が見守る中、早乙女姿にふんした農業経営高校の女子生徒が田植え歌に合わせ、丁寧に手で苗を植え付けた。
まつりは、大正天皇の即位後、１９１５（大正４）年に旧綾上町の水田が主基斎田に選ばれたことを後世に伝えようと、８５年から実施。２０００年には町の無形文化財に指定された。
この日は、町の関係者や地元住民ら約５００人が出席。神事の後、農経高の女子生徒２３人が水色の着物やすげがさなど伝統的な早乙女衣装に身を包み、約２００平方メートルの水田で古式ゆかしい手植えを再現。太鼓や田植え歌が響く中、縄定規に沿って苗を植えた。
田植え後は、水田の周りで女子生徒と町婦人会の５０人が伝統の「斎田踊り」を披露し、まつりに彩りを添えた。
収穫した米は、来年のまつりで関係者に配られる予定。
引用元：2011年6月26日 四国新聞記事
三木町いけのべ七夕まつり実行委などは、町の親善大使としてイベントなどで地域の魅力を発信する「２０１１七夕クイーン」を募集している。クイーンに選ばれた２人は８月６日に開催する七夕まつりでお披露目される。応募の締め切りは７月１日。
資格は町内在住か、町内に通勤・通学する１８歳以上の女性（７月１日現在）。観光行事などに参加可能なことが条件で、未婚、既婚は問わない。
７月９日に面接審査を実施し２人を選考。クイーンには賞状のほか、賞金やグアム３泊４日の旅などが贈られる。
応募は、申込書に本人だけが写った写真２枚（全身と上半身１枚ずつ）を添付し、町産業振興課内の町観光協会事務局まで。問い合わせは事務局〈０８７（８９１）３３０８〉。
引用元：2011年6月26日 四国新聞記事
香川県が対応した２０１０年度の児童虐待に関する相談件数は５８８件（前年度比１９件増）となり、１３年連続で過去最高を更新したことが県のまとめで分かった。内訳では育児を放棄する「ネグレクト」が前年度から約２割増加し、「身体的虐待」を上回り初めてトップとなった。件数の増加について県は、「啓発活動の活性化などで地域住民らの関心も高まり、潜在化していた虐待が表面に出てきた」とみている。
虐待の種類は、食事を与えない、家に閉じ込めるなど子育てを放棄する「ネグレクト」が２３０件（同４２件増）で全体の約４割を占めた。次いで、殴る、蹴るなどの「身体的虐待」が２０３件、言葉で精神的に傷付けるなどの「心理的虐待」が１４１件、「性的虐待」が１４件だった。
ネグレクトが増加したことについて、県子育て支援課は、昨夏に大阪市内で母親に放置された幼い姉弟が死亡した事件を例に、「事件の報道を受けて関心が高まったこともあり、相談や通報が増えたのでは」と分析する。
虐待をする側で最も多いのは、実母の４０８件で全体の約７割（６９・４％）に上り、実父が１２２件（２０・７％）、養父・継父が３５件（６・０％）など。虐待を受けた子どもの年齢は、最多の小学生が全体の３６・４％で、３歳から就学前が２５・２％、３歳未満が１７・５％などとなっており、昨年に続き低年齢児への虐待が目立つ。
通報者は家族・親戚、市福祉事務所がそれぞれ１００件を超えたほか、学校や教育委員会が８７件、警察が８２件など。
５８８件の相談のうち、死亡に至ったケースはなかったが、３５件は虐待が続く危険性が高く家族と離す必要があると判断し、施設入所（３１件）や里親委託（４件）の措置を取った。
虐待が疑われる場合の連絡や相談は、子ども女性相談センター〈０８７（８６２）８８６１〉、西部子ども相談センター〈０８７７（２４）３１７３〉のほか、市町でも受け付けている。
引用元：2011年6月25日 四国新聞記事
高松地方気象台は２３日、四国地方の７〜９月の３カ月予報を発表した。気温は平年並みか高く、降水量は平年並み。
▽７月 平年に比べ晴れの日が多い。
▽８月 平年と同様に晴れの日が多い。
▽９月 天気は数日の周期で変わり、気温は平年並みか高い。
引用元：2011年6月24日 四国新聞記事
第４６回さぬき高松まつり（８月１２〜１４日）のオフィシャルＴシャツが完成し、１０日、同まつりのＰＲボランティア「ものっそ隊」によってお披露目された。Ｔシャツは子ども用から大人用までの７サイズを用意しており、１３日から市役所５階の観光振興課などで販売を始める。
デザインは、業者によるコンペ形式でパルシー（高松市）の案を採用。赤地に、踊る人々や高松特産の盆栽を一筆書きで描き、「みんなの元気をつなげよう！」のキャッチコピーを付けた。
この日、市役所であった発表会ではものっそ隊１１人がＴシャツ姿で登場し、早速まつりをＰＲしていた。
サイズは１１０、１３０、１５０、Ｓ、Ｍ、Ｌ、ＬＬの７サイズ。１枚１千円で、収益金は花火大会などの資金に充てる。問い合わせは市観光振興課〈０８７（８３９）２４１６〉。
引用元：2011年6月12日 四国新聞記事
２０１０さぬき映画祭で準グランプリを受賞した映画「花子の日記」の“完全版”がこのほど完成し、１１日から、全国上映に先駆けて香川県高松市福岡町のワーナー・マイカル・シネマズ高松で上映される。土庄町の小豊島や高松を舞台に、日韓の父娘の戦いと愛情をコミカルに描く。監督、脚本を務めた松本卓也さん＝東京＝は「私が気に入った香川のスポットが盛りだくさん」と作品への思いや香川の魅力を語った。
花子の日記は、人よりも牛が多い小豊島で肉用牛農家を営む吾郎（永島敏行）を父親に持ち、大嫌いな父親から離れるために東京で暮らす美大生花子（倉科カナ）が主人公。吾郎が肉牛の大会で最高賞を受賞したのをきっかけに、韓国マフィアに差し向けられたキム父娘と牛の精子をめぐって争奪戦を繰り広げる。
松本さんは東京都出身。９２年から約１０年間、東京でお笑い芸人として活動する傍ら、自主制作で映画を撮影。０１年にお笑いコンビを解散した後、映画制作に力を入れ、短編も含めて約６０本を制作してきた。
０８年に香川を舞台にした映画の企画と制作を競う同映画祭で応募作品が優秀企画賞に選ばれ、香川と縁ができた。今回の映画は、０９年に優秀企画賞に選ばれ実際に映画化された作品の、いわば“完全版”。
残念ながら、実際には小豊島でロケはできなかったが、豊島と高松市内を中心に昨年８月中旬から撮影を敢行。劇中には高松港やうどん店、若者に人気のカフェなど県民になじみのスポットが盛りだくさん。「以前は地理も全くわからなかったけれど、今回は私が歩いて探し出したお気に入りの場所ばかり」と話す。
キャストやスタッフにもプロが多い中、自主制作映画に関わる地元の人たちもスタッフとして参加。「お母さんみたいな人もでき、いろいろな人に助けてもらった。本当にありがたい」と松本さん。「香川は食べ物が安くておいしくて、何より人が温かい。香川の人たちに、くだらない話だなあと思いながら見てもらえたら」。
入場料は一般１８００円（前売り１３００円）ほか。問い合わせは同劇場、電話０８７（８２２）０５０５。
引用元：2011年6月5日 四国新聞記事
各種統計データの全国比較で香川の暮らしが分かる２０１１年版「１００の指標からみた香川」がまとまった。全国１位は５年連続となった預貯金残高や２年連続の救急病院数など３項目。２年連続３位の救急車の搬送時間や６位の周産期死亡率など、福祉・医療体制の充実が見える一方で、１０万人当たりの交通事故死傷者数が全国ワースト１位、防災関連の項目が全国平均を下回るなど、「安全な県」とは言い難い状況も浮かび上がった。
１００の指標は１９７２年から県が毎年独自に作成。各機関が作る都道府県別統計の１００項目をそれぞれ実数や人口当たりの数値で順位付けし、「産業と労働」「教育と文化」など８分野に分類した。
全国平均を上回ったのは５８項目で、１０位以内は前回より一つ少ない１８項目。うち１位は預貯金残高のほか、前回５位から順位を上げ、１２年ぶり４度目のトップとなった有効求人倍率（０・６４倍）、２年連続１位の救急病院数（１０万人当たり５・５施設）。
救急自動車搬送所要時間は全国平均より７・８分短い２８・３分で、昨年に続き３位。年々順位を上げている周産期死亡率（出産千人当たり）は、前年の３・９人から３・５人に改善して６位となり、介護老人保健施設普及率（老年人口千人当たり）も１０位から７位にアップした。ほか、低公害車の保有台数（検査自動車１万台当たり）が前回の１０１・７台から約２倍の２０３・７台に伸びた。
一方、下位１０位以内だったのは前回より一つ多い１１項目。今年から項目に傷者も加えた交通事故死傷者数（１０万人当たり）は、前年より約４人多い１４６０・６７人だった。「生活環境」分野では、４３位の汚水処理人口普及率（６６・２％）や下水道処理人口普及率（４０・５％）が目立った。
このほか、不登校による中学校の長期欠席生徒数（生徒千人当たり）が３２・５８人で、２５位から４５位に大きく順位を落とした。
防災対策では、公立小中学校の施設耐震化率（７１・８％）が全国３位の伸び率で３１位から１８位に上昇したが、全国平均７３・３％を下回った。また、自主防災組織の活動カバー率（６９・４％）も、前回から１１・０ポイント改善が見られたものの、全国平均（７４・４％）には届かなかった。
指標は１部６００円（税込み）で販売中。問い合わせは香川県統計調査課〈０８７（８３２）３１５１〉。
引用元：2011年5月29日 四国新聞記事
４月２９日から全国公開されている映画「八日目の蝉（せみ）」の興行収入が公開５週目の２５日に１０億円を突破した、と配給元の松竹が２６日発表した。
角田光代さんのベストセラー小説を映画化したヒューマンサスペンス。昨秋に小豆島でロケが行われ、寒霞渓や中山千枚田などの美しい風景が舞台となっている。
同社によると、全国２２６館で公開され、２５日に興行収入約１０億１３００万円、観客動員数約８５万９２００人に達した。香川県観光協会は「映画のヒットで小豆島も注目されている。映画を見てより多くの人に香川に来てほしい」としている。
引用元：2011年5月27日 四国新聞記事
オリーブやハーブを栽培している島を代表する観光施設、香川県小豆島町西村の小豆島オリーブ公園で「オリーブ＆ハーブフェア」が開かれている。６月１９日まで。
フェアは、オリーブやハーブに親しんでもらおうと毎年開催しており、オリーブ園芸教室など予約が必要な体験教室から、「簡単ポプリ作り」など期間中、だれでも体験できるコーナーを用意。今年は期間を通じ、平日は計１０本、土・日曜日は計２０本のオリーブの苗木を抽選でプレゼントする。抽選会は午前１１時からオリーブ記念館前で行う。
このほか、喫茶ではフェアに合わせて作ったオリジナルスイーツを販売しており、５月はオリーブプリン、６月はレモンバームのシフォンケーキが楽しめる。
オリーブの苗木が当たった東大阪市の会社員松原佑樹さん（２８）は「小豆島は癒やされる場所で何度も来ている。家で大切に育てます」と笑顔で話していた。
問い合わせは同園〈０８７９（８２）２２００〉。
引用元：2011年5月27日 四国新聞記事
西日本に停滞した前線の影響で、早明浦ダム周辺では２３日深夜から２４日朝にかけ、上流域で２１・３ミリ、下流域で２８・７ミリの降雨があった。２４日午後８時現在の貯水率は８１・９％（平年値９６・０％）で、前日午後８時現在に比べ３・３ポイント上昇し１月２０日以来、約４カ月ぶりに８０％台に回復した。
２１日の降り始めから２４日までの総雨量は上流域８１・２ミリ、下流域９１・５ミリ。早明浦ダムは２３日夜から放流を停止して貯水に努めており、貯水率は８５％近くまで上昇するとみられる。
引用元：2011年5月25日 四国新聞記事
犬好き、猫好きの集まるカフェが香川県内でも増えている。飼い犬を連れて立ち寄れる「ドッグカフェ」と、店で飼われている猫と触れ合える「猫カフェ」。どちらも癒やしのスポットとして脚光を浴びている。
２００４年開店の「メイドリーム」（高松市三名町）は、県内のドッグカフェの先駆け。週末には５０組以上が訪れる人気ぶりだ。食事を楽しみながら、愛犬話に花を咲かせたり、ドッグランで違う犬と遊んだりと、楽しみ方はさまざま。ミニチュアダックスフントを連れて来店した高松市香川町の宮西千夏さん（３７）は「初めて犬を飼っているので、いろいろとアドバイスしてくれて助かっている」と話す。
猫カフェも昨年、県内に３店舗が相次いでオープンした。その一つ「もふもふ」（高松市亀井町）は、スコティッシュフォールドやシャルトリューなど４匹を飼っており、３０分５００円（ドリンクや餌代は別）の料金で飼い主気分が味わえる。店内はソファやテレビなどを置いてあり、まるで自宅のリビングルームのような空間。２０〜３０代の女性を中心に人気を集め、毎週訪れる常連や県外から足を運ぶ猫好きもいるという。
オーナーの加藤洋さん（３９）は「ソファでうたた寝する猫の姿を眺めるだけでも心が落ち着きますよ」と利用を呼び掛けている。
引用元：2011年5月15日 四国新聞記事
四国の食文化にスポットを当てた「四国Ｂ級ご当地グルメフェスタ」が１４日、香川県まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で始まった。同様のイベントとしては四国最大規模となる３８のグルメブースが芝生広場に軒を連ね、終日大勢の家族連れらでにぎわった。同園で、食についてのイベントを開催するのは初めて。１５日まで。
同フェスタは、四国唯一の国営公園である同園と、Ｂ級グルメへの理解を深めてもらいたい四国Ｂ級ご当地グルメ連携協議会が共同で初めて開いた。
芝生広場には多度津鍋ホルうどんや元祖かっしゃ焼き、とくしまバーガー、今治焼豚玉子飯など、おなじみの食が勢ぞろい。四国外からも４県５団体が出店しており、特に宮崎県の肉巻きおにぎりや秋田県の横手やきそばには、順番待ちの長い行列ができていた。
来園者は複数のブースを巡り、広場にレジャーシートを広げるなどして自慢の味を食べ比べ。まんのう町の山内佳珠代さん（２４）は「地元で遠方のグルメが楽しめ、ちょっとした旅行気分も味わえた」と喜んでいた。
引用元：2011年5月15日 四国新聞記事
ゴールデンウイーク期間中（４月２８日〜５月８日）の高速道路と鉄道の利用状況が９日まとまった。５連休があった前年（４月２９日〜５月９日）と比べ、休みが取りにくい曜日配列だったものの、「高速千円」の駆け込み利用や東日本大震災の自粛ムード緩和などで、高速道は例年にない渋滞が発生。うどん店や百貨店などもにぎわいをみせた。鉄道は予想よりも利用客は多く、微減でとどまった。
高速道
西日本高速道路四国支社によると、高松自動車道の利用台数（料金所を出た車両の台数）は５６万４２５９台に上り、過去最多だった前年同期を６・５％上回った。渋滞は５日午後４時ごろ、上り線の大坂トンネル（東かがわ市）付近を先頭に１９・１キロに達したほか、車両の集中による１キロ以上の渋滞は過去最も多い３７回発生した。
瀬戸大橋
本州四国連絡高速道路会社によると、瀬戸中央自動車道（瀬戸大橋）の交通量は前年同期比３・２％増の４４万１６０６台。過去最高の最大３７キロの渋滞も発生した。
日別の交通量は４日の６万７０８８台が最も多く、歴代３位を記録した。５キロ以上の渋滞は計４回発生。最大は早島料金所を先頭に最大３７キロ（４日上り線）で、これまでで最高の渋滞となった。
神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸内しまなみ海道を合わせた本四３ルート合計の交通量は、前年同期比４・９％増の約１１０万４７００台。神戸淡路鳴門自動車道は同５・６％増の約４９万３千台、瀬戸内しまなみ海道は同７・２％増の約１７万台だった。
鉄道
ＪＲ四国によると、利用客数は、瀬戸大橋線が前年同期比１％減の２５万１００人、四国内の主要３線区（予讃、土讃、高徳線）の特急が同３％減の１２万８１００人と、いずれも２年ぶりに減少した。
曜日配列や、東日本大震災に伴う自粛ムードが影響したと分析。ただ、同社は「ゴールデンウイークが近づくにつれて自粛ムードが弱まり、予想より小さい下げ幅に収まった」としている。
うどん店など
【うどん店】
有名うどん店は軒並み前年並みの混み具合。開店時間を早める動きも目立った。なかむら（香川県丸亀市飯山町）では連日、県外客らが長蛇の列を作った。同店によると、「関東の客が減ったが、関西からの客が目立った」。おか泉（宇多津町）も最大３時間待ちの状況となった。
【ホテル・旅館】
震災で利用が低迷していたホテルも復調。全日空ホテルクレメント高松（高松市浜ノ町）は、宿泊数が前年比１割アップし、連日ほぼ満室となった。
「自粛ムードの緩和で駆けこみ予約が相次いだ」とは、高松市西宝町の旅館・花樹海を運営する喜代美山荘の三矢昌洋社長。震災後は客足が２割落ち込んでいたが、ゴールデンウイーク中は満室が続き予約を断ることもあった。
【百貨店・量販店】
百貨店や量販店は遠出を控えた人の受け皿になったようだ。高松三越（同市内町）はキャラクターショーなどのイベントが親子連れに好評。期間中の売り上げは前年の１０５％となった。イオン高松ショッピングセンター（同市香西本町）も売り上げが前年を上回った。広報担当者は「高速の割引効果に加え、連休を『安・近・短』で楽しむ人も多かったのでは」としている。
事故 死者９人、過去１０年で最悪
香川県警交通部が９日、ゴールデンウイーク期間中（４月２９日〜５月８日）の県内の事故・交通取り締まり結果をまとめた。期間中の死者は９人で、昨年同期の３人の３倍。過去１０年間でも２００５年の４人を大幅に上回る最悪の水準となった。
まとめによると、犠牲者のうち４人が６５歳以上の高齢者。類型別では出合い頭が４件で最も多く、同部は「安全確認など基本的なことを徹底してほしい」と呼び掛けている。
人身事故の発生件数は２０７件（前年同期比１８・８％減）、負傷者は２５５人（同２６・１％減）でいずれも減少。取り締まり状況は、速度違反やシートベルトの非着用など１５９８件を摘発、飲酒運転で１人を逮捕した。
引用元：2011年5月10日 四国新聞記事
香川県内を拠点に活動を予定するご当地アイドルグループ「きみともキャンディ」のメンバーを決定するオーディションが８日、香川県高松市玉藻町のアルファあなぶきホールのリハーサル室で行われた。参加者は歌やダンスなどで自分の魅力を懸命にアピール。選考の結果、高松市の津村知容さん（１６）ら６人がメンバーに選ばれた。
香川県内のタレント事務所などでつくる「ジモスター実行委員会」（吉田和弘会長）が地域を元気づけ、盛り上げるアイドルグループをつくろうと開催。３月上旬から募集を開始し、県内から１６３人の応募があった。
この日は、書類選考を通過した２８人がオーディションに参加し、それぞれが得意な歌や課題曲であるＡＫＢ４８の「ヘビーローテーション」のダンスを披露。吉田会長ら５人が審査員を務めた。
合格者は、津村さんのほか、多田桃香さん（１６）、佐々木麻依さん（１０）、神内真緒さん（１１）＝以上高松市、松田夏凛さん（１５）＝丸亀市、三宅加純さん（１５）＝宇多津町。メンバーは、歌やダンスのレッスンを経て７月から県内の祭りやイベントなどで活動するほか、１２月のＣＤデビューを目指す。
最年少で合格した佐々木さんは「選ばれるとは思っていなかったのでびっくり。日本中のみんなに知ってもらえるグループになりたい」と意気込んでいた。
引用元：2011年5月9日 四国新聞記事
第３５回少林寺拳法観音寺演武会（市体協・市少林寺拳法協会主催、四国新聞社など後援）が３日、香川県観音寺市大野原町の大野原農業トレーニングセンターで開かれ、三豊工高生を含む市内の１０支部から１８０人余りの男女拳士が参加した。
大会は組・団体演武、単独演武に分かれて実施。小学校低学年から高学年などの年次別、中学生や一般など１２ランク別に行われた。大勢の保護者らが見守る中、演武がスタート。それぞれのコートでは、５人の審判員が決められた形の正確さや技の美しさなどを採点し、５人の平均点で判定した。
大会の冒頭、東日本大震災の犠牲者に全員で黙とうをささげた。また長年の功績をたたえて、石川義行前県少林寺拳法連盟副会長（６８）＝観音寺市植田町＝に感謝状を贈呈した。
各部の最優秀者は次の通り。（敬称略、Ｓはスポーツ少年団の略）
【組演武】小学１、２年の部 岡光輝、武内孝樹（観音寺Ｓ）▽同３、４年 石川天斗、森洸稀（豊南Ｓ）▽同５、６年 木山達哉、木山克哉（大野原Ｓ）▽小学生有段 横内隼也、松本朋己（観音寺こだるまＳ）▽中学生段外 大西啓人、森川遠生（琴弾Ｓ）▽同有段 藤岡和也、馬越将也（豊南Ｓ）▽組演武一般段外 中内圭、宮武峻大（三豊工高）▽同有段 石川達也、鎌倉亮（三豊工高）
【単独演武】小学１〜３年 近藤瞳（観音寺西Ｓ）▽同４〜６年 庄司宜永（観音寺Ｓ）▽同有段 斉籐卓哉（観音寺Ｓ）▽一般 向井達矢（琴弾Ｓ）
【団体演武】小学 大野原Ｓ▽同一般 三豊工高
引用元：2011年5月5日 四国新聞記事
香川県高松市西植田町の藤尾神社（吉田重幸宮司）でフジの花が満開になり、甘い香りが漂う境内は、愛らしい花を求めて訪れる見物客でにぎわっている。
神社のある藤尾山は、県の自然環境特別保全林に指定されており、ヤマフジの名所として知られていた。吉田宮司によると、第２次世界大戦中、軍が伐採するまで、山は紫の雲がかかったように見えたという。
神社の名前にちなんでフジの名所にしようと、２００３年にフジ棚約６７０平方メートルを整備。今年は昨年より１０日ほど遅い開花となったが、初めてフジ棚全体に花が咲きそろった。ノダフジと呼ばれる品種で房の長さは５０センチほど。白やピンク、紫の基本色に、中間色を加えた５色のグラデーションが美しさを際立たせている。
見頃は今週いっぱい。同神社では５日に春祭りがあり、参拝者にはかしわ餅が振る舞われる。
引用元：2011年5月5日 四国新聞記事