香川ニュース【香川県民ニュース(仮)】  
県内ニュース

「本場さぬきうどん」商標登録/県外業者と差別化

 香川県内のうどん店や製麺業者でつくる本場さぬきうどん協同組合(大峯茂樹理事長)は28日、特許庁に申請していた「本場さぬきうどん」のロゴマークの商標登録が認められたと発表した。県内業者に使用してもらうことで、近年増加してきた「さぬきうどん」を掲げる県外業者との差別化を図る。
 ロゴマークは組合が使用中のマークに「本場」の文字を追加し、昨年6月に特許庁に申請した。同時に申請した「本場さぬきうどん」の名称は、まだ登録されていないという。組合員(86業者)は無料で使用できるほか、県内の事業者は組合に未加入のままでも手数料(1商品5万円、店舗は1年間5万円)を支払えば使用可能とする。
 組合では、ロゴマークの使用実績を積み上げた上で、将来は地域ブランド(地域団体商標)登録も目指す方針。大峯理事長は「県内事業者と県外事業者を明確に区別し、さぬきうどんのブランドを守っていきたい」と話している。
引用元:2011年4月30日 四国新聞記事

島に行こう/春の瀬戸芸、GW中多彩イベント

 芸術祭の感動を再び―。瀬戸内国際芸術祭の継続展示作品を利用した「ART SETOUCHI 春」では、ゴールデンウイークの29日から5月8日まで、さまざまなイベントを展開する。期間中は地中美術館や豊島美術館などの施設を無休で公開するほか、男木島、女木島や豊島、高松港周辺を中心に、コンサートやワークショップなどを連日予定している。
 音楽イベントのメーンは29日にある「MUSIC BLUE 街角に音楽をフェスティバルin高松」。サンポート高松周辺や丸亀町商店街周辺に、県内外から総勢250人のミュージシャンが集結。美術イベントは男木島、豊島、サンポート高松などで芸術祭参加アーティストらがワークショップを実施。島民を講師に、かごやたこを作る「こんにちは! 島の先生」も男木島、女木島、豊島でそれぞれ開講する。
 豊島の島キッチンでは、音楽ライブや紙芝居などを毎日披露。5月3日に土庄町で開かれる「肥土山農村歌舞伎」も花を添える。
 各施設の混雑状況などはベネッセアートサイト直島のホームページに開設されているツイッターから確認できる。問い合わせは芸術祭インフォメーションセンター〈087(813)2244〉。
引用元:2011年4月28日 四国新聞記事

上流で降雨、貯水率60%回復へ/早明浦ダム

 日本海を通過する前線に南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、四国地方は22日から23日にかけて雨となり、早明浦ダム上流域では80ミリ超の降雨があった。23日午後10時現在の貯水率は59・4%(平年値89・0%)で、前日午前0時現在に比べ4・3ポイント上昇。今後、60%程度に回復するとみられ、今月中の1次取水制限入りは回避できる見通しとなった。
 22日朝から23日午後10時までの早明浦ダム周辺の降水量は、上流域で82・3ミリ、下流域で90・9ミリ。
 高松地方気象台によると、四国地方は27、28日ごろに天気が崩れるが、まとまった雨が降る可能性は低いという。
引用元:2011年4月24日 四国新聞記事

うちわで被災地応援/お城まつりで人文字作成

 5月3日に開幕する丸亀お城まつりで、お城村を企画運営する実行委員会(川崎明則委員長)は、東日本大震災の被災者を勇気づけようと、3日に丸亀城内グラウンドで「ガンバロウ日本」の人文字を作るイベントを行う。実行委は、その写真と参加者のメッセージを載せたうちわ2千本を作製。早期復興の願いを込めて被災地に送る。
 被災者を応援したいと思う市民らの「心」を形にしようと企画。これから暑い夏を迎え、エアコンのない避難所生活を強いられる被災者に、丸亀特産のうちわで涼を届ける。
 イベントでは、参加者が白いうちわを持って人文字を作り、航空写真を撮影。参加者にはうちわに応援メッセージを書いてもらい、裏面に航空写真のシールを貼って、6月中には被災地に届ける予定。
 人文字の大きさは1字が縦横約10メートル。完成には1200人以上の参加が必要で、実行委では市内の保育所、幼稚園、小中高校に呼び掛けるとともに、広く参加者を募っている。
 また、同日夜には同グラウンドで「キャンドルナイトinお城村」を開催。エコキャンドル約千本で「祈3・11」の文字を浮かび上がらせ、震災犠牲者の冥福を祈る。
 実行委の平井正人副委員長は「被災地でお手伝いしたくても、できない人がほとんど。すべての思いをうちわに込めて届けたい」としている。
 人文字参加希望者は、同実行委のホームページ〈http://oshiromura.com/〉か、市役所などにある申込書に記入し、ファクス〈0877(22)5119〉で申し込む。締め切りは30日。
引用元:2011年4月21日 四国新聞記事

早明浦貯水率60%切る/月末に1次制限入りも

 早明浦ダムの貯水率が15日、約2カ月ぶりに60%を切った。ダム周辺は3月以降、極端な少雨が続いており、このまま降雨がなければ、貯水率が50%に落ち込むとみられる今月末に香川用水への供給量を20%削減する1次取水制限入りの可能性が出てきた。四国地方整備局は「田植えで水需要が増える5月を前に厳しい事態が予想される」としている。
 15日午前0時現在の貯水率は59・4%(平年値87・9%)。ことしに入って貯水率は2月中旬に50%台まで低下し、その後の降雨で3月中旬に70%近くまで回復した。しかし、ダム上流域の降水量が平年の29%の60・3ミリにとどまり、4月に入っても15日までに31・8ミリと少雨傾向が続いたため、再び60%を割り込んだ。
 同局と四国4県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は2月に開いた幹事会で、1次取水制限入りの時期を「貯水率50%程度の時点」と決定。貯水率は1日に0・5ポイント程度のペースで下がり続けており、今月末にも50%を切る可能性がある。
 高松地方気象台によると、四国地方の向こう1週間の降水量は平年より少ない見通し。晴れる日が多く、まとまった雨は見込めないという。
引用元:2011年4月16日 四国新聞記事

桜祭り大盛況/丸亀城、過去最多14万5000人来場

 香川県内有数の桜の名所、丸亀城で開催した「桜まつり」期間中(1〜14日)の来場者が14万5千人となり、過去最高を記録した。城内の桜は風に吹かれて徐々に散っているが、二の丸のシダレザクラは今が見ごろ。白壁の天守をバックに薄桃色の花びらがはらはらと舞う春の光景が、来場者の目を楽しませている。
 丸亀市都市計画課によると、丸亀城の桜は1931年にカエデと合わせて千本が植樹されたとの記録が残っている。67年からは毎年、市民の手で少しずつ本数を増やしており、現在、ソメイヨシノを中心にヤマザクラやシダレザクラなど約千本が咲き誇っている。
 桜まつりの人出が過去最多になったことについて、同市観光協会は「2年目を迎えた城の日(4月6日)イベントや、丸亀城バサラ京極隊の観光案内やパフォーマンスライブが集客増につながった」と分析。「桜まつりは終わったが、週末ごろまでは花見が楽しめそうだ」としている。
引用元:2011年4月15日 四国新聞記事

戸形の海にこいのぼり/子どもたちの夢を乗せ

 香川県土庄町小瀬の旧戸形小学校前の海上に3日、子どもたちの夢を乗せたこいのぼり37匹がお目見えし、潮風を受け大空を元気に泳いでいる。5月8日まで設置される。
 同校が1990年から行っていた伝統行事で、2005年に土庄小と統合して廃校となった後は、戸形地区村里づくり実行委員会(浜口正行委員長)や自治連合会などが継承している。
 設置作業には約30人が参加。同地区の子どもたちが「柔道がうまくなりますように」などと書いたこいのぼりを、体育館の裏山から約80メートル沖合の岩礁に立てた支柱に張ったワイヤに取り付けていった。今春、中学生になる出水佑之介君(12)は「中学にいっても勉強や部活動を頑張ります、と書きました」と話していた。
 この日は同地区などを巡る「小豆島前島おかげさまハイキング」(小豆島前島やすらぎの会主催)が開催され、大勢の親子連れらが海上をスイスイと泳ぐこいのぼりを眺めながら島路を歩き、穏やかな春の一日を満喫していた。
引用元:2011年4月4日 四国新聞記事

植木市:200種1500本を展示即売−−玉藻公園で10日まで /香川

 高松市玉藻町の玉藻公園で、恒例の「第84回植木市」が開かれている。10日まで。
 県鬼無植木盆栽センターが主催。センターに加盟する業者が出品した約200種類計約1500本の盆栽や植木を展示即売している。
 ツバキは、赤やピンクの花で目をひいた。約50種類がそろい、人気を集めていた。ミニバラの苗(100円)や、クロマツ(2万5000円)の盆栽など幅広い品ぞろえで、市価より3割程度安いとあって、愛好家らが熱心に品定めしていた。
 午前8時半〜午後5時。公園には、大人200円、16歳未満100円の入園料が必要。問い合わせは同公園管理事務所(087・851・1521)。【鈴木理之】
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000237-mailo-l37

陽気に誘われシダレザクラが一斉開花/綾川町

 香川県綾川町西分で、地域のシンボルとして親しまれているシダレザクラが見ごろを迎えている。開花は例年より1週間ほど遅れたが、ここ数日の陽気に誘われて、薄紅色のつぼみが見事な枝ぶりを一斉に飾り、見物客の心を和ませている。
 サクラは民家の軒先にあり、1975年ごろに植えられたとされるエドヒガン。高さ約10メートル、枝ぶりは直径約16メートルに広がっている。
 周辺は新緑の山の木々と棚田が広がる地域で、サクラが咲く場所へ続く道約800メートルは、住民グループがスイセンロードとして整備し、のどかな風景を楽しみながら散策できる。
 好天に恵まれた1日は平日にもかかわらず、午前中から子どもを連れた家族らが次々と訪れ、サクラを撮影したり、豊かな自然を観賞するなどしていた。
 同グループによると、見ごろは6日ごろまでという。
引用元:2011年4月1日 四国新聞記事

開業100周年記念列車、瓦町駅で出発式/琴電

 高松琴平電気鉄道(香川県高松市)は31日、同社の前身の東讃電気軌道が現在の志度線で運行を始めて11月に100年となるのに合わせ、高松市の瓦町駅で記念ラッピング列車の出発式を行った。
 真鍋康彦社長が「100年もの間、多くの皆さまに支え続けていただき感謝している。これからも未来志向で地域と共に飛躍していきたい」とあいさつ。同市高松町のつくし幼稚園の園児親子ら約60人が記念列車に乗り込み、瓦町―仏生山間を往復した。
 「飛躍」と「100」を重ねて「ことちゃんひやく号」と名付けた記念列車は、琴平線で運行する1200形2両。車体にはサンポート高松のせとしるべや、栗林公園、金刀比羅宮などの沿線の名所や同社のキャラクター「ことちゃん」「ことみちゃん」のイラストをラッピングした。
 運行期間は2012年3月までの1年間を予定し、琴平線を1日最大10往復する。このほか、琴平、長尾、志度の各路線で運行する車両計24両に100周年記念のヘッドマークを掲げる。
 東讃電気軌道は1911年11月18日に今橋―志度間12・1キロが開業。高松電気軌道(現長尾線)、琴平電鉄(現琴平線)の3社が43年11月1日に合併し、高松琴平電気鉄道が発足した。2001年に民事再生法を申請したが、経営を再建し、05年に再生計画が終了した。路線の総延長は60・0キロ。
引用元:2011年3月31日 四国新聞記事

県道路公社が解散/高松坂出有料道路無料化

 高松坂出有料道路(10・1キロ)が27日から無料化されたのに伴い整備・運営していた香川県道路公社は同日、解散した。同公社が保有していた道路用地やトンネルなどの資産は香川県に無償で帰属。今後は「県道高松坂出線」として維持管理する。
 未使用回数券の払い戻しについては、同公社の清算人が引き継ぎ、6月30日午後5時まで受け付ける。問い合わせは〈087(834)2324〉。
引用元:2011年3月29日 四国新聞記事

被災者支援へ 夏、秋にもイベント開催/瀬戸芸

 瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)は28日、高松市内で総会を開き、東日本大震災の被災者を支援する態勢を整えることを決めたほか、5月8日まで行うイベント「ART SETOUCHI 春」に続き、夏と秋にも同様に期間を設けてイベントを展開し、2013年に開く次回芸術祭につないでいくことを申し合わせた。
 支援態勢は、浜田知事が東日本大震災の犠牲者に対する哀悼の意を示した発言を受け、急きょ話し合われた。福武総一郎総合プロデューサーが「美術を楽しむには、安心して生活できる基盤が必要。被災者に対し、何らかの支援を真摯(しんし)に考えたい」と述べたのに対し、北川フラム総合ディレクターが、芸術祭で活躍したボランティアサポーター「こえび隊」のネットワークを生かすことを提案。島々の空き家を提供することや、実際に被災地に人を派遣することも視野に入れ、計画を立てることを全会一致で決定した。
 新たに行うイベントは夏(7月18日〜8月28日)と秋(9月10日〜10月10日)に期間を設け、継続展示している作品を利用して、アーティストによるワークショップやコンサートなどを開く予定。地域の夏祭りや秋祭り、伝統行事などとも連携し、年間を通じて来場者を集め、地域の活性化を図っていく。
 今後、東日本大震災の被災者支援計画を具体化するほか、10月までに次回芸術祭の基本計画を策定し、11年度中に実施計画としてまとめる。
 総会には委員40人が出席した。
引用元:2011年3月29日 四国新聞記事

ロケ地の小豆島で先行上映会/映画「八日目の蝉」

 映画「八日目の蝉(せみ)」(松竹配給)が4月29日から全国公開されるのを前に、ロケ地となった小豆島で先行上映会が行われる。香川県土庄町の中央公民館で9、10日の2日間計6回上映し、9日の初回上映前には成島出監督が舞台挨拶をする。
 映画は、不倫相手の子どもを誘拐した女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の2人の運命を描いており、作家角田光代さんのベストセラー小説が原作。小豆島は逃亡先の設定で、寒霞渓や岬の分教場、中山千枚田などでロケが行われた。
 先行上映会は撮影に協力した島民に感謝の気持ちを込めて、松竹と小豆島映像支援実行委員会が実施する。上映時間は9日は午前10時半、午後3時、同7時。10日は午前11時、午後3時、同7時。入場料は千円。チケットは各公民館などで販売している。問い合わせは小豆島観光協会内同実行委〈0879(62)5300〉。
 同実行委では、映画の特別優待割引券付きのポストカードを8万枚製作。県観光協会は島内の恋愛パワースポットなども記載したロケ地マップ「八日目の蝉×小豆島 ヒミツの女子旅」(A3判)を14万5千部作成し、県内外でPRしている。
引用元:2011年3月29日 四国新聞記事

まんのう公園に新エリア「竜頭の丘」完成

 香川県まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で2008年から整備を進めていた新エリア「竜頭(りゅうず)の丘」が完成、4月24日にオープンする。健康づくりをテーマとする区域で、散策路や運動向けの遊具を設置。グラウンドゴルフ場を配置した多目的広場や犬用のスペース、四季折々の草花が咲く「花巡りの丘」なども充実させた。
 同エリアは、園内の北部に位置し、広さは約44ヘクタール。大規模な新エリアは08年に南部にできた「湖畔の森」以来3年ぶりで、今回で同園の総面積は約198ヘクタールとなる。工事費は約28億円。
 エリアの中心は「健康広場」で、バランス感覚や下半身などを鍛える木製遊具を10種類設置。散策路(総延長2・5キロ)は、花見広場や「花巡りの丘・実りの丘」などにもつながり、豊かな自然の中で体力づくりが楽しめるようになっている。
 犬を開放する「ドッグラン」や生き物の観察用に土中トンネルを設けた「虫の広場」など、愛犬家や家族連れ向けのスペースも完備。全天候対応の大型ドームや芝生広場など「健康ゾーン」と称して既に供用していた一部施設も同エリアに含んでいる。
引用元:2011年3月28日 四国新聞記事

香川やや増加も「震災前と同じ」/放射線量

 大気中の放射線を測定するモニタリングポストがある、香川県高松市朝日町5丁目の県環境保健研究センターは、26日午後5時から27日午後5時までに最大0・073マイクロシーベルト(1時間当たり)を観測した。
 3日連続で最大値が0・070マイクロシーベルト前後になるなど10日前(0・055マイクロシーベルト)より高めに推移。同センターを管理する県環境管理課は「大気中に漂っている環境放射能が雨と一緒に落下するので測定値が増えた」と説明し、「震災前から同様の傾向」とした。
 高松地方気象台によると、高松市内では25日朝から26日夜にかけ0・5ミリ程度の降雨を観測している。
 また、岡山や愛媛で検出された大気中や水道水からの放射性物質(ヨウ素、セシウム)は、県内で採取されていない。
引用元:2011年3月28日 四国新聞記事

きな子も登場、お遍路ウオーキング/さぬき市

 四国の遍路文化やお接待の心を感じてもらう「親子お遍路ウオーキング」(NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク)が27日、香川県さぬき市内で開かれた。参加者は四国霊場87番札所・長尾寺から結願寺の大窪寺までの約18キロの遍路道を歩き、春の息吹を感じながらさわやかな汗を流した。
 ウオーキングは、第75番札所・善通寺から大窪寺の約100キロを5回に分けて歩き遍路で巡る企画で、昨年11月から月1回のペースで開催。最終回のこの日は、県内外から5〜74歳の約120人が参加し、午前9時ごろ長尾寺を出発。晴れ渡った青空の下、大窪寺まで約6時間かけて元気に歩いた。
 ウオーキングには、警察犬きな子も登場。コース途中のおへんろ交流サロン(同市前山)では、主催者から「おもてなし大使」に任命され、参加者に愛きょうを振りまいたり、東日本大震災の被災者支援のための募金活動でも“活躍”した。募金は後日、四国新聞社を通じて日赤県支部に贈る予定。
 約100キロの歩き遍路は15人が踏破。大山市長から完歩認定書が手渡され、親子3人で参加したさぬき市志度の多田愛来さん(10)は「五色台の山道が大変だったが、とても達成感がある」と話していた。
引用元:2011年3月27日 四国新聞記事

高松坂出有料道路開通30年/27日から無料

 香川県高松市香西北町と香川県坂出市林田町を結ぶ「高松坂出有料道路」(10・1キロ)が27日無料化された。開通から30年。さぬき浜街道の有効活用や、国道11号と県道33号の混雑緩和などが期待される。
 同道路は、県道路公社が1973年に着工し、81年3月26日に開通。これまでに計約6160万台が利用している。
 建設費は約103億1千万円。当初は通行料金収入で30年をかけて返済し、無料化する計画だったが、交通量が伸び悩んだ。県は、地元住民の要望などを踏まえ2006年に無料化の方針を決定。10年度県一般会計当初予算で、同公社に対する約81億円の補助金を計上して債務を補填(ほてん)した。
 県道路課は、同道路の無料化に伴い、1日の交通量が現在の約2倍の1万400台に増加すると見込んでいる。料金所は4月中旬に撤去工事を行う。
引用元:2011年3月27日 四国新聞記事

県内スーパーで飲料水品切れ/首都圏の知人に

 東京都などの水道水から乳児の摂取基準量を超える放射性物質が検出されたことを受け、香川県内のスーパーなどでは24日、東京方面の知人に飲料水を送ろうという人が殺到、ミネラルウオーターが売り切れる店舗が相次いだ。東日本大震災後、ミネラルウオーターは品薄状態が続いており、多くの店は「入荷のめどは立たなくなった」と苦慮している。
 ゆめタウン高松(高松市)では、品薄となっていた2リットル入りペットボトルの飲料水が同日午前には、在庫が底を突いた。担当者は「開店と同時に多くのお客さんが水売り場に押しかけ、一挙に売り切れた」と話した。
 ドラッグストアザグザグ(岡山市)の県内14店でも飲料水が次々と品切れとなった。広報担当者は「ミネラルウオーターの需給バランスは震災後、明らかに崩れている。発注しても入荷のめどが立たない」と商品の確保が難しい現状を説明する。
 プライベートブランド(PB)の飲料水を販売するマルヨシセンター(高松市)は「PBを増産したいが、ラベルメーカーが被災し、生産が遅れている」(担当者)。同日からは飲料水の販売を1人2本に制限し、在庫の確保に努めている。
 震災で都内から子ども2人と高松市の実家に帰郷している主婦梅村薫子さん(46)は「東京の友人に送ろうと思ったが、売り場には1本もなかった。高松で震災の影響がこんな形で出るとは」と驚いていた。
引用元:2011年3月25日 四国新聞記事

県内では流通なし/規制対象の農畜産物

 暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとして政府が出荷停止とした東北、関東の4県の野菜について、高松市中央卸売市場などは「この時期、香川県内では流通していない」としている。ただ、この地域は夏野菜の一大産地で、夏場には4県産のホウレンソウが多く入荷しており、卸売業者は「事態が長期化すれば、夏場には品薄となる可能性がある」と懸念している。
 出荷停止になっているのは24日現在で、▽福島、茨城、群馬、栃木4県のホウレンソウとカキナ▽茨城県産の原乳とパセリ▽福島県産のコマツナ、キャベツ、ブロッコリー、カブ、原乳―など。
 同市場によると、県内で流通しているのは、ホウレンソウが地元産のほか中国地方や九州から仕入れ、ブロッコリーも四国産が大半。いずれの規制対象野菜も入荷しておらず、県内の主なスーパーでも取り扱いはないという。
 しかし、同市場では、例年5月以降、群馬県を中心に出荷規制の対象になった4県からホウレンソウを入荷。2010年実績では10月に約半数に当たる33トンを扱っている。
 青果卸売の高松青果(高松市)の担当者は「出荷停止が続けば、ほかの産地からホウレンソウを確保する必要があるが、量の確保は簡単ではない」との見通しを示し、「風評被害が広がれば、他産地のものでも買い控えの影響がおよぶ」と懸念する。
 一方、出荷停止になった福島、茨城両県の原乳を使った牛乳は県内の主なスーパーでは販売していない。県内で流通する牛乳は、四国、中国、九州、淡路島などの原乳を使った商品が大半で、各店とも「東日本産の牛乳を扱うことはまずない」としている。
引用元:2011年3月25日 四国新聞記事

放射線量、香川は低水準/水道水も検出せず

 県が香川県高松市朝日町5丁目の県環境保健研究センターで観測している大気中の放射線量は、東日本大震災発生翌日の12日から24日までの毎日、1時間あたり最大0・052〜0・065マイクロシーベルト(過去最大0・077マイクロシーベルト)で推移している。
 安全管理の徹底を呼び掛ける文部科学省の要請を受け、同センターは18日から空気中に漂っているほこりや水道水の放射性物質(ヨウ素、セシウム)の測定もスタート。これまでに、いずれも放射性物質は検出されていない。
 1時間当たりの放射線量について、文科省は「通常時と比べ0・114マイクロシーベルト以上上がらなければ問題ない」と基準を示しており、県環境管理課は「低い数値で安定している。県内では現時点で危険性はない」と話している。
 水道水では、東京都で乳児向けの基準を超える放射性物質を検出。降雨で大気中のほこりなどに付着した放射性物質が、浄水場などに流れ込んだためとみられる。
引用元:2011年3月25日 四国新聞記事

ガソリン150円突破/四国の値上がり幅最大

 石油情報センターが24日発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、22日現在で、1リットル当たり前週(14日)比2円70銭上昇の151円20銭で、2008年10月(151円30銭)以来、約2年5カ月ぶりに150円を超えた。値上がりは5週連続。
 地域ブロック別では、東日本大震災で大きな被害を受けた東北が4円70銭高の152円80銭で、全国平均を超えた。四国は5円50銭高の150円70銭。中東・北アフリカの政情不安による世界的な原油高傾向に加え、震災後の被災地を中心としたガソリン不足が影響した。
 JX日鉱日石エネルギーや出光興産など石油各社は震災以降、品薄などで店頭価格が高騰しないように配慮し、ガソリンスタンドへの卸価格を相次いで据え置いたが、値上がり傾向は続く見込みだ。  価格上昇に大きな影響を与えているガソリン需給の逼迫(ひっぱく)や物流の混乱については、同センターは「東北ではしばらくの間続くだろう」としている。
 ガソリンの平均小売価格が今後さらに上昇し、1リットル当たり160円を超える事態が3カ月連続した場合、消費者の負担軽減のため、ガソリンにかかる税率を、1リットル当たり約25円分下げる緊急措置が発動される。
 大震災の影響で、東北6県の都道府県別の調査はできなかった。 ブロック別の平均価格は北海道、東北、関東、 中部、近畿、中国、四国、九州沖縄の8ブロックすべてで上昇。 値上がり幅が最も大きかったのは四国の5円50銭で、 東北が続いた。関東は3円だった。
 ハイオクは2円70銭高の162円、軽油も2円40銭高の130円80銭だった。
引用元:2011年3月25日 四国新聞記事

一面に春の香り「涅槃桜」見ごろ/総本山善通寺

 香川県善通寺市の総本山善通寺(樫原禅澄法主)で、宝物館周辺の「涅槃(ねはん)桜」が咲き誇り、薄桃色の花びらが芳香を漂わせている。見ごろは27日ごろまでという。
 早咲きで香りの強い「ミョウショウジザクラ」という品種。咲き始めが釈迦(しゃか)の命日とされる旧暦2月(現在の3月)15日ごろのために、涅槃桜と呼ばれる。
 同寺では1973年、愛媛県の明正寺(みょうしょうじ)から弘法大師空海の生誕1200年記念として寄贈を受けた。現在は宝物館周辺の通路沿い、西側駐車場に約20本咲く。
 昨年の猛暑などの影響で例年より数日遅れて開花したが、花の盛りを迎えて連日、参拝者が足を止めて見入ったり、カメラで撮影したりしているという。
引用元:2011年3月21日 四国新聞記事

復興への願い込め/キャンドルナイトin小豆島

 東日本大震災で尊い命を失った人たちを追悼する「3万4千人のキャンドルナイトin小豆島」(同実行委主催)が20日夜、香川県小豆島町西村の小豆島オリーブ公園で開かれた。約2千個のキャンドルをともし、犠牲者の冥福を祈るとともに、復興への願いを込めた。
 キャンドルナイトは地球温暖化について考える行事として2008年から行っているが、今回は急きょ追悼チャリティーイベントとして開催。雨模様にもかかわらず約千人が参加した。
 キャンドルは寺院などから集めた使用済みのろうそくを再利用して作り、島内の小学生や中高生らが花など好きな絵を描いたカップに入れた。会場にはキャンドルがずらりと2列に並び、親子連れらが神妙な表情で一つ一つ鎮魂の灯をともしていった。
 この日は被災地に届ける千羽鶴用の折り紙も用意され、参加者が次々と被災者に励ましのメッセージをつづった。
 同実行委によると、この日の募金やバサーなどの収益金は約55万円。義援金として日赤県支部に送ることにしている。
引用元:2011年3月21日 四国新聞記事

県内スーパー、品薄拡大/在庫切れ農水産品も

 東日本大震災の影響で、香川県内のスーパーやホームセンターなどで品薄となる商品が拡大している。被災地に送るためにまとめ買いされる商品は日ごとに種類が増え、東北地方が産地の農水産品の中には入荷が止まり、在庫が底をついた商品も出始めた。店頭では陳列棚の空きが目立つようになり、各店は「震災の被害が甚大なだけに、入荷が安定するには時間がかかりそう」と商品の確保に懸命になっている。
 ミネラルウオーターやカップ麺などは、被災地や計画停電が実施される関東地方に優先的に商品が回るため、香川県内の入荷量は少なく、さらにまとめ買い需要で品薄状態が続く。また、被災地が冷え込んで以降は粉末スープやインスタントコーヒーなども少なくなっている。
 県内でスーパー8店舗を運営する新鮮市場きむら(高松市)では、避難所でおにぎりを配る様子が報道され、ふりかけを100個以上まとめ買いする人も。業務スーパー香西店(高松市香西東町)では紙皿3千枚をまとめて買った会社があったという。
 マルヨシセンター茜町店(高松市茜町)では宮城県産のサケの入荷がストップ。代替として急きょチリ産のマスを用意した。さらに同県産の米「ひとめぼれ」も流通経路が断たれて入荷がなくなり、店頭から商品が消えた。
 品薄商品の拡大に、西村ジョイ成合店(高松市成合町)では、店頭に品切れ商品の入荷予定や品薄商品の在庫状況をまとめたホワイトボードを掲示した。しかし、「次にどんな商品が品薄になるのかは読めない」と困惑気味。あるスーパーの仕入れ担当者は「避難所の『豚汁需要』が高まり、豚肉の確保に走っている」と仕入れの現状を明かす。
 一方、まとめ買いした商品を被災地に送ろうにも、東北方面への荷物の配送はまだ正常化していない。購入した商品の配送受け付けを行うマルヨシセンターでは、東北への配送ができないことを知り、まとめ買いした商品を仕方なく自宅に持ち帰る人もいたという。
引用元:2011年3月21日 四国新聞記事

エンジェルロードに顔出しパネル設置/土庄町

 「恋人の聖地」の一つで、干潮時に小島と海岸が陸続きになる香川県土庄町の人気観光スポット「エンジェルロード(天使の散歩道)」に20日、顔を出して記念撮影ができる「顔出しパネル」がお目見えした。
 同町本町、天神、旭地区の町職員や住民らでつくるまちおこしグループ「まちんじょ里づくりの会」が思い出づくりに役立ててもらおうと制作。原画は土庄高校美術部員7人に依頼した。
 顔出し部分はカップルの天使で、ハート形のオリーブリースを手にしている図柄。リースの中にエンジェルロードを描いた。全体に※マークをちりばめ幸せな雰囲気に仕上げている。
 美術部1年浜本美咲さん(16)は「きれいにできてよかった。観光客はもちろん、地元の人にも使ってほしい」と話していた。
 パネルは同ロードの入り口付近に設置しており、いつでも自由に撮影できる。
※はハートマーク
引用元:2011年3月20日 四国新聞記事

イベント情報

オリジナル缶バッジプレゼント
 JR四国は、アンパンマン列車の指定席に乗車した6歳未満の子どもを対象に、車内でオリジナル缶バッジをプレゼントしている。5月8日まで。アンパンマン列車10周年を記念した缶バッジプレゼントの第2弾。列車の種類によってもらえるデザインが異なる。プレゼントは1人1個。問い合わせは〈087(825)1633〉。
引用元:2011年3月20日 四国新聞記事




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